リスニングの練習、続いていますか?
シャドーイングをやろうとして 3日で挫折した経験はありませんか?私はぎりぎり3日、いや、2.5日で挫折しました。でも、好きな映画を英語字幕で見るだけでリスニング力が上がりました。映画を字幕なしで見ることに憧れて、1つに絞って、それだけでもいいから「字幕なしで洋画見れるねん」と言いたかったんです。英語字幕からスタートし、最後は字幕なしで見る、「洋画を字幕なしで見れる人チャレンジ」をしました。そのチャレンジが終わったとき、聞き取れる音が増えていました。
なぜ英語字幕で映画を見るとリスニング力が上がるのか
洋画を日本語字幕で見ていると、字幕の日本語に集中して、役者さんが何と言っているのか注意しないと耳にすら入ってこないと思います。でも、英語字幕にすると、耳で英語を拾いながら、今どの部分を言っているのかを目で追うので、耳と目の両方で英語を処理することになります。また、耳だけで聞き取ろうとしてもどうしても聞き取れなかったようなところも、目で文字として確認することで、拾える音が圧倒的に増えます。
もちろん、このチャレンジは1回見て終わりではありません。何度も何度も何度も何度も見て、何度も何度も何度も何度も同じセリフを聴くのです。だから、選ぶ映画がとても大切になります。
私がやっていたこと

私が学生の時に大ヒットした、「Sixth Sense」という映画があります。お化けが見える男の子の話です。初めてみたときは怖かったですが、驚きや感動があり、大好きな映画になりました。まだNetflixなどもない時代、もちろん私のDVDコレクションに加わりました。
洋画を字幕なしで見たいという憧れを挑戦に変えたとき、なんの映画を見ようかと思って悩んだのですが、アクションなどと違ってゆったりとした会話が多いこと、感情豊かな映画なこと、主人公が子供で、あまりにも難しい単語は出てこないのではないかという期待からこの映画にしました。
最初は英語字幕モードにして、最初から最後まで通して見ました。2回以上見た映画でしたが、日本語字幕でしか見たことがなかったので、英語字幕でも初見ではあまり追いかけられなかった記憶があります。英語字幕で見るのを合計2~3回繰り返したところで、次は手で字幕の部分を覆い隠しながら見てみました。(デスクの上のPCモニターで見ていたのでできたのかも)
この段階では、1つのセリフごとに答え合わせをしながら見ます。めちゃくちゃ短くて簡単な “OK.”とかそういうのを除いて、一時停止を押しながら手をどけては英語字幕をチェック。自分が聞こえた英語と同じか確認します。わかったつもりでも、意外と “at” や複数形などはまるっと聞き逃していることが多いです。それもそのはず、聞こえるか聞こえないかくらいで発音される(もはやされていないんじゃ!?)ことが多いものは、英語脳ではないと聞こえないんですよね。
そんな地道な工程を経て、映画の最後までたどり着きます。そこでいよいよ、字幕を完全に消して視聴し、「字幕なしで見れた!」と一人で喜んでいたわけです(笑)今思うと何やってんだって話ですね。遊び方がマニアックすぎる。今でも、いきなり字幕なしで見ろと言われると、完全には見ることができません。もちろん、大半は理解できるのでそれなりに楽しめますが、「私は字幕なしで映画を見れます」とは言えないです。
なんだ、見れるようにならないんだ、と思われたかもしれませんが、ちょっと待ってください。
音楽の記事でも書きましたが、楽しみの先に副産物があるのです。
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続けられた理由は「楽しい」から
こんなに根気のいる遊び、もちろん好きな映画を選ぶということが大前提です。好きな映画だから最後まで完走できました。わからないほんの1単語や1音節も、耳を凝らして聞いていると聞こえてきます。そうやって聞こえた瞬間、ものすごいアハ体験*をします。わかった瞬間の快感がすごいし、ものすごく楽しかったです。
そうして、聞こえた!というのは快感だけではなく、自分でも気づかないような小さな自信になります。その自信を映画2時間分積み重ねていくんです。わかったら、次のシーンも見たい、分かりたいという気持ちが少しずつ湧いてきます。小さな自信の積み重ねが、どかんと大きな一発の自信と同じかそれ以上の土台を作ってくれます。
*アハ体験=突然、「あ!そういうことか!」と理解できる瞬間のこと。
しんどくなったら逃げていい

ここが一番大切なところです。
やっていてしんどくなったらやめてください。いつもの日本語字幕に切り替えて、ただただ映画を楽しむことにシフトしてください。私も最初はしんどくて、「もういいや、普通に見ようっと」とさっさと切り替えてお菓子を準備して普通に映画鑑賞としてSixth Senseを見ていました。でも、私の場合はそのまま同じ映画で翌日はまたやる気がでたので、Sixth Senseで最後まで完走しました。
映画によって、これは入り込みやすいけど、これはしんどくなるというのが、人それぞれあると思います。一番の遠回りは、「やらなくてはいけない」という気持ちになってしまうこと。その気持ちが刷り込まれてしまったら、楽しくなくなります。楽しくないことは人間の本能として続きません。なんなら、せっかく好きだった映画まで、その嫌な気持ちとリンクして嫌になってしまうかもしれません。そうなったら本末転倒です。
英語字幕で見るときの具体的なやり方
さて、ここまできてやってみようかなと思った人は、早速やってみてください。
① 好きな映画をまずは1本選びましょう
→ 100回見れるぜ!というくらい好きな、飽きない映画はありますか?まずは内容を知っているものを選んでみましょう。
② 英語字幕に設定する
→ NetflixやAmazon Primeで字幕設定を変更しましょう。
③まずはついていけなくても最後まで止めずに見てみましょう。
→ 小刻みに止めながら見るのは、字幕なしチャレンジに突入してからです。字幕の段階ではあまり止めすぎないようにしましょう。
④ しんどくなったら日本語字幕に戻す
→ 楽しむことは第一優先。映画を楽しむ「ついで」に英語に触れているんです。
すでに内容を知っている映画が入門として最適な理由
いくら英語が聞き取れなくても、知っている映画なら何と言っているか予測ができます。予測できたら、もしかしてこの単語を言っているんじゃないかと思いながら聞くことができるので、それが当たっていたらちゃんと聞き取れる確率が上がります。
また、楽しむことが第一だとさきほどからしつこく言っているように、字幕をなかなか追えなくて言っていることが分からなくても、ストーリーをそのまま楽しむことができます。そのため、ストレスを極力減らして取り組むことができます。
日本語字幕のセリフを覚えているようなシーンでは、「こんな風に言ってるんだ!」という発見ができてめちゃくちゃ楽しいです。私にとって、Sixth Senseはそういったことが色々とあてはまったので、飽きずに見続けられました。
今日からやること
① 好きな映画を1本思い浮かべる
② NetflixやAmazon Primeで字幕設定を「英語」に変える
③ 最初の10分だけ、ちょっとやってみてどんな感じか経験する
めちゃくちゃ簡単です。設定に手間取っても20分あれば終わります。そこでエンジンがかかればこっちのものです。あとは楽しく映画を見るおまけにリスニング力がついていくだけです。
テキストも、英語アプリも、なんにもいらない。いつも見ている映画配信サービスに接続するだけです。
リスニング力を鍛えるために
しんどいことをする必要はありません。好きな映画を、字幕の言語を変えて見る。分かるところが増えてくるから楽しくなってくる。次のシーンを見ようと思える。最後まで見られたら確実にリスニング力があがっているので、他の映画を見てみると、前より聞き取れるようになっているのを感じると思います。小さな子供が色々なことを覚えるのは興味を持って、何事も遊びとして楽しんでいるから。英語も、楽しむというのを目的にするんです。それが、最高のリスニング練習に自然とつながります。

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