英語を話すとき、頭の中で日本語に訳していませんか?
「えーと、これは日本語でいうと…英語にすると…」
この作業を頭の中でしている限り、会話のスピードについていけません。
最初はそうでした。以前の記事でも書いた通り、私も最初は全く英語のスピードについていけませんでした。
でも今は、英語を聞いたら英語のまま理解できています。
特別なトレーニングは一度もしていません。 気づいたらそうなっていました。
脳内英訳とは何か

「えーと、これは日本語でいうと…英語にすると…」というのは、いわゆる「脳内英訳」です。
具体的にどういうことが起こっているかというと、
英語を聞く
↓
頭の中で日本語に訳す
↓
日本語で理解する
↓
日本語で返答を考える
↓
頭の中でそれを英語に訳す
↓
考えた英語を話す
長いですね。これが、脳内英訳をしなくてよくなるとこうなります。
英語を聞く
↓
英語で答える
あれ、めちゃくちゃ短くなりましたね。可視化するとどれだけ余分に時間がかかっているかより想像しやすいと思います。これだけ脳内で遠回りしていると、会話のスピードにはとてもじゃないけど追い付けないですよね。考えているうちに、相手は「あれ、まだ何も話さないのかな?」とどんどん次の話をし始めます。焦りますね。さっきまで考えていたことが無駄になって、次に言われたことを理解して、英語に訳して、話さなければいけない。焦れば焦るほど、どんどん言葉が出てこなくなります。怖いな怖いな。
私が最初にぶつかった壁
「英語の勉強をやめたら話せるようになった」という記事でも書いているとおり、私はまずネイティブとのメールのやりとりからはじめました。メールだと、じっくり辞書で調べる時間もあれば、どういう単語を使って書こう、時制はどれでとか考える時間もたっぷりあります。そのため、時間をかけて取り組むことができました。
それが文字チャットになると、一気にリアルタイムのやり取りになります。メールのときのように考える時間はありません。一生懸命文章を考えて書いているうちに、相手がどんどん話しかけてきました。なんとか返せそうなことだけ簡単に返すことで精いっぱいでした。
さらにビデオチャット(いわゆるビデオ通話)になると、状況は文字チャットと似ていてリアルタイムなのは変わりありませんが、相手がタイピングしている時間はありません。そのままダイレクトに口から英語がどんどんと浴びせられるわけです。「話さなきゃ」というプレッシャーも加わって、頭の中は大パニックで真っ白になるときもありました。
最初のビデオ通話では、中学の最初の方に出てきたような簡単な言葉しか出てこなかったのを今でも覚えています。「私ってこんなにできないんだ」とちょっと落ち込みました。あと、通話が終わったあとものすごくぐったりしていました(笑)脳みそフル回転でとてつもなく疲れたんです。
気づいたら英語脳に

今は、英語を聞いて、それをそのまま英語として処理できると冒頭に書きました。
では、そうなるまでに何か特別なトレーニングや勉強をしたのかというと、全くしていません。私がしていたことといえは、毎日(言葉通り、本当に毎日)、チャットやビデオ通話を続けていただけです。そして、ある日ふと気づきました。「あれ?頭の中で訳していないぞ」と。
なぜそうなったのか考えてみました。
・日常会話に出てくる言葉は、繰り返し出てきます。それを、毎日使っていると、自分の中で特別な言葉ではなくなってきます。しかも、複数人とやり取りをしていたので、Aさんとの会話で覚えたことを嬉々としてBさんやCさんとの会話にフル活用していました。そんな感じで、ある人から得た知識、使い方は、「なるほど、そういう風な言い方があるんだ」と頭の中にメモして(書き残してもいいですが、勉強ぽいことが何もかも嫌だったので書いていませんでした)、次の人との会話で実践練習していました。
・ネイティブでも、そうでなくても、英語を流暢に話せる人はスピードが速いです。そのペースについていくためには、自分もそれに慣れていくしかありません。これは、とにかく継続していると自然と慣れていきます。そして、そのスピードにつこうとすると、とてもじゃないけど毎回頭の中で訳をしている時間などありません。なかなかスパルタに感じるかもしれませんが、分かる言葉が増えるにつれ、それをそのまま理解できるように脳が馴染んできます。
・ビデオ通話まで定期的にする人は、話していて楽しい人たち。実際に会ったことはないけど、大好きな友達です。その人に、こんなことを伝えたい、言っていることを理解したい。たくさん話したい。そういう思いから、必死についていこうとしていたんだと思います。とにかく夢中だったので、必死だとか、頑張ったとかいう感覚は全く覚えていません。
お気づきの方もいると思いますが、さっきから「継続」と「続けて」とか、そんな言葉ばかり出てきますね。とにかく続けていたら、自然とそのようになります。「続けるのが難しいんじゃないか!」と怒られそうですが、いったん、先に読み進めてみてください。
英語脳を作る方法?
「英語脳を作る方法」とインターネットで調べると、
・独り言を英語でつぶやく
・英英辞典を使う
・英語で日記を書く
などなど、有名な方法がたくさん出てきます。これは、もちろん間違いではないです。正攻法だと思います。
でも、私はこれをどれ一つやっていません。単に、それをやっても続かない、そういう思って手を出しもしなかったんですけどね。じゃあ何をしたか。英語で友達と話したかっただけです。ただ本当にそれだけです。そして気づいたら英語脳になっていました。
結局、どんな方法であれ、それを定着させるには、「使う必然性」があるかだと思います。一生懸命やっても、英語脳を作る必要がなければ定着しません。だって、私たちは日本人で、母国語が一番快適に使えて、人体は変化というストレスを嫌うからです。でも、「必然性」があると、定着します。そして私がさらに大事だと思うのが、「楽しいことに結び付く必然性」です。会社で英語を使わなければいけない、という場面より、大好きなハリウッド俳優と話せる機会をゲットして練習する方が絶対定着が早いですよね。100億倍くらい早いと思います。
「使う必然性」を作る方法

さきほど書いたように、楽しくないことにむずびつけると英語脳が出来上がりにくいです。続かなり可能性が高いからです。では、楽しいことに結び付ける、しかも「必然性」を作為的に作るには、以下のような方法がおすすめです。
・好きなアーティストや俳優のインタビュー動画を字幕なしで見る
・TikTokをみるとき、同じジャンルであれば海外の人の動画を見るようにする
例)ドッキリ動画で笑いたい。日本の動画もあるけど、海外動画にする
・好きな映画を英語字幕で見る、または字幕なしで見る
・好きなジャンルの海外コミュニティーに入ってみる
「理解したい」という気持ちが自然に生まれる環境を作ることが先決です。
焦らなくていい理由
英語脳になかなかならないけど、自分はセンスがないのかも・・・なんて思わないでください。ある日を境にいきなり「できた!」という類のものではなく、ある日ふと気が付くと「あれ、できてる?」となります。それに気づく瞬間がきます。それまでは脳内で英訳していてかまいません。とにかく、表現を真似して使う、これを繰り返すことです。「インプット」と「アウトプット」が大切。上の項目で「必然性」を見つけると書きましたが、そのあとにオウムのように繰り返すだけでもいいのでアウトプットを必ずしてください。
☞好きな洋楽を歌いまくったら ネイティブに発音を褒められた話
☞好きな映画を英語字幕で見るだけでリスニング力が上がった話
まとめ
英語を英語のまま理解する感覚は、意図的なトレーニングで身に付くものではありません。
好きな友達と話したい、理解したい、その表現使ってみたい!そういう欲望に忠実に従っていたら、気づいたたら身に付くものです。英語脳を作るんだと意気込まなくてもいいです。とにかく好きなこと、楽しいことに英語を使って触れ続けてください。気が付いたら英語脳スイッチがONになっていますよ。

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